※本HPはプロモーションが含まれています

弦の張り方・交換

ギターの弦は消耗品です。
音の張りが無くなったり、チューニングが安定しなくなったら替え時です。

 

演奏中に弦が切れてしまうこともあります。
そうなったときも、手早く交換できるようになりたいですね。

 

 

基本的な張り方

では、アコースティック・ギターの基本的な弦の張り方を説明しましょう。
ここでは、スチール弦タイプの張り方を説明します。
クラシックギター等のガット弦タイプとは、少しだけやり方が異なります。

 

古い弦を外す

弦を張るときには、まず最初に古い弦を外さなくてはいけません。
ペグを回して、弦を緩めてからニッパーで切りましょう。

 

このとき、絶対に弦が強く張った状態で切ってはいけません!
ネックに大きな負担がかかってしまいます。

 

ペグに巻き付いた弦も外して、ブリッジピンを引き抜きましょう。
ピンが固くて、抜けにくいときは、ピン抜きなどを使用します。
ストリング・ワインダーにピン抜きが付いているものもあります。

 

新しい弦をブリッジにセットする

弦のボール・エンド(玉の付いている方)をブリッジの穴に差し込みます。
その上からブリッジピンを差し込み、しっかりと固定します。

 

pic34.jpg

 

ピンのガイドの溝に弦を合わせましょう。
ピンを上からおさえながら、弦を引っ張ると安定します。

 

ペグに弦を巻き付ける

弦を少し引っ張りながら、ペグに1周巻き付けて
先端をペグの穴に差し込みます。

 

ギターによって違いはありますが、
1弦〜3弦と4弦〜6弦で巻き方が逆になります。
弦を外す前に、どちらに巻いているか確認しておきましょう。

 

さらにペグを巻いて、2周ほど巻き付けましょう。
巻き付ける弦は、下に向かって行くようにします。
弦が重ならないように気をつけましょう。

 

pic35.jpg

 

弦を引っ張る

ある程度強く巻けたら、少し強く弦を引っ張って伸ばしましょう。
チューニングが安定するようになります。

 

余った弦を切り取る

ペグの先から飛び出した余分な弦は、放っておくと指に刺さったりして危険です。
きちんと弦が張れているのが確認できたら、ペグの根元から少し余裕を残して、
ニッパーやペンチで切り取ってしまいましょう。

 

チューニングをする

全ての弦が張れたら、チューニングを行いましょう。
チューニングのやり方は前回説明しましたね?

 

 

交換は1本ずつ

弦の張り替えをするときに、一気にすべての弦を外してしまう人がいます。
そうすると、ネックにかかっている力が大きく変化してしまいます。

 

ギターのネックはデリケートなので、大きな変化は好ましくありません。
面倒でも、一本ずつ外して張り替えるようにしましょう。

 

指板やフレットを掃除するときは、すべての弦を外すこともあります。
その場合は、手早く作業を終えましょう。
あまり頻繁に行わず、多くても月に1度くらいにしておきたいですね。

 



 

 

テレビ東京『ナナクロ7』でも紹介の人気上達マニュアル

 

アコギ