上手い人と下手な人の違い
ギターに限らず、楽器や歌が上手い人と下手な人には、
どんな違いがあるのでしょうか?
指が速く動くとか、リズムが正確だ、とか
誰もがすぐに分かる違いもあります。
けれど、リズムも正確で指も良く動くのに、あまり上手く聞こえない人もいます。
逆に、リズムはなんだかあやふやで、音程も頼りない、
それなのにとても上手く聞こえる人もいます。
一体、何が違うのでしょうか?
音を止める
上手く聞こえる人の特徴のひとつに「音を止める」技術があります。
ただ単に、音を止めるだけではありません。
・きちんとしたタイミングでピッタリと音を止める
・ダラダラと音を伸ばさず、コントロールできる
・無音部分で音を出さずに我慢できる
これができて、はじめて"音を止める"ことができるのです。
下手な人は、音を出すことばかり意識して、止めることを忘れてしまします。
その結果、メリハリの無いダラダラとした印象になってしまうのです。
また、無音に耐えられなくなって、焦って音を出してしまったり、
休止中のタメができずに、早めに音を出してしまう。
そうなると、リズムが"走っている"印象になってしまいます。
休符を弾く
試しに、下の譜例を弾いてみてください。
上の譜例だと、メリハリのある、シャキッとした印象になりますよね?
音を止めることが上手くできないと、下の譜例のように
音がつながったまま次の音に続くようになってしまいます。
これだと、なんだかゆったりとした印象になってしまいますよね?
曲調によってはこれで良い場合もあります。
でも、元気な曲や速い曲には合いませんよね?
上手い人は"休符"部分もきちんと弾くことができているのです。